外壁をリフォーム&メンテナンス。気になる平均的な価格は?

家の中でのインテリアに気を配る方は多いと感じますが、外壁も家の顔となる場所なので気をつけておきたいものですよね。ですが大きなお金が動くことになる外壁のリフォーム。どのくらいの額が必要になってくるのか、どの程度の傷みからリフォームを検討すべきかなどご紹介していきます。

外壁リフォームのポイントとは

外から見たときに家の印象を大きく左右する外壁のリフォーム。リフォームすることによってどのような変化があるのでしょうか?リフォームというと大きな額が動くとイメージされる方も多いと感じますが、せっかくお金をかけるのなら、どんなメリットがあるのかなどしっかりと把握しておくことも必要になってきますよね。外壁リフォームをする際のポイントなどご紹介していきます。

外観がきれいになる

まずはなんといても家の顔である外壁がキレイになるので外観の良さが上がります。外から見たときにくすんでいたり、ひびが入っているような家というのは、中のインテリアをどれだけ凝ったものにしていようと、外から見ただけの人にはわかりませんよね。

外壁リフォームをすることによって、外から見たときの印象が良くなるので道行く人たちの目線以外にも、出先から我が家に帰ってきたときの安心感なども変わってくるのではないでしょうか。

家を守ってくれる

外壁というのは見た目はもちろん住まいそのものにとっても、とても大事な役割を果たしてくれているものです。絶えず強い日光や風雨、地域によっては雪や極端な寒さ暑さから家自体を守ってくれているのです。この外壁が劣化することによって、ひびや剥離が起きてしまうと、外壁が防いでいてくれたはずの雨や雪などの水分や湿気、極端な気温差からのダメージを家の下地がダイレクトに受けることになってしまいます。

外壁のリフォームやメンテナンスを定期的に行うことによって、外壁の強度を上げることができるので家の下地へのダメージを最小限に抑えることができ、住まいそのものを長持ちさせることができるんです。

外壁をリフォーム、価格の目安はどのくらい?

大切な外壁のリフォームですが、一般的にはどのくらいの額が必要になってくるのでしょうか。あまり高いと手が出ないという方や、どうせやるなら徹底的にと考える方など、ご家庭によって違ってくると感じるので、いくつか代表的なリフォームの仕方と平均的な額をご紹介していきます。

50~200万が目安

施工の仕方によって大幅に額が変わってきますが、業者に頼んできちんとリフォームしてもらう場合、50万から200万が目安になるようです。あまりに安い場合や逆に高すぎる場合など、どのようなやり方でリフォームするのか、その材料代などが妥当なものなのかなどしっかりとした見極めが必要になってきます。

基本は「外壁塗装」50~130万程度

一般的な外壁塗装にかかる費用になります。ここでも延べ床面積、塗料の種類などの差異によって額が変わってくるので、あくまで目安として考えてください。

塗料には「フッソ樹脂(耐用年数15~20年)」「シリコン樹脂(耐用年数8~15年)」「ウレタン樹脂(耐用年数8~10年)」「アクリル樹脂(耐用年数5~8年)」の4つの種類の塗料が主に使われているようです。後になるほど価格が低くなり、同時に耐用年数が下がりますがどの塗料を使うにせよ、日々のメンテナンスや点検によって耐久年数を長くすることもできるようです。

基本的には質と額のバランスがいいシリコン樹脂やウレタン樹脂が使われることが多いようです。急いでリフォームの必要があるけれど額をなるべく押さえたい場合はアクリル樹脂、額が高くても長い目で見るからという場合はフッソ樹脂など、場合に応じて変えることも大切なことかもしれませんね。

痛みが激しいようなら「サイディング」の重ね張り130~250万程度

あちこちにひび割れがあるなど傷みが激しい場合は、サイディングの重ね張りという形をとることができます。既存のモルタルの上からサイディングをじかに貼り付ける「重ね張り」と、一度モルタルを壊してサイディングをつけるための下地を作り直す「張り替え」の2種類があります。

一度壁を壊す必要があり廃材なども多く出てしまう張り替えよりも、重ね張りのほうが価格的には安く抑えることができます。ただし張替えをする場合は、工程の途中で家の中の柱の具合なども点検することができるので、痛んだところがある場合など補修や交換を一度にすることができるというメリットがあります。

重ね張りをする場合は軽量な金属系のサイディングが使われることが多いようです。この重ね張りや張り替えはサイディングの上からサイディングを張ることもあるようです。

初期投資が高いが長持ちさせたいなら「タイル」160~300万程度

ツヤツヤとしたタイルの外壁というのはおしゃれな外観になりますし、焼き物の特徴として色褪せしにくいというメリットがあります。しかしタイル壁にリフォームしようとした場合、既存の外壁を下地としてそのまま使うのでしっかりとした家自体の構造と、外壁の強度が必要になってきます。

また一枚一枚張っていく作業になるので、時間や価格もどうしても高くなりがちになってしまうようです。ですが耐久年数が高いので初期投資をしてでもタイルにしたいという方も一定数おられます。価格との折り合いがつかない場合は、モルタルやサイディングと併用する形にするなど、工夫することによってタイルでのリフォームを現実にすることもできますね。他にもタイルの種類によっても価格に幅が出てくるようです。

サイディング、タイルなど主な外壁材の特徴とリフォームの目安

ここからは主な外壁素材の特徴と、どのような傷みが見られたらリフォームを検討するべきかの目安をご紹介していきます。それぞれメリットでメリットがあるので、価格やご家族の意向を元に決めるための参考にしていただければと考えます。

モルタル

モルタルとはセメントと砂、水などを混ぜて練って作るものです。基本的に下地として使われこの上から仕上げ材を吹き付けたり、コテ塗りをされることで仕上げられます。様々な仕上げ材や、コテ塗りのやり方があり表情豊かな仕上がりを楽しむことができます。

基本的に化学反応によって固まるものなので経年劣化に弱いの特徴になります。細かいひび割れや仕上げ材などの剥離が見られたらリフォーム、もしくは規模の大きなメンテナンスが必要になります。目だった痛みが見受けられなくても、15~20年で前面補修を検討してください。

サイディング

外壁に張るボード状のものになります。主に窯業系と金属系に分かれ、窯業系はセメントと多様な繊維を主原料にし、高温、高圧で成形したものになります。表面の加工が容易なことから様々なデザインを選ぶことができ、価格的に手が届きにくいレンガ調やタイル調なども選ぶことができ、耐久が高いことから人気があります。

耐久が高いものですがボード状のものなので「つなぎ目」ができます。このつなぎ目はシーリング材と呼ばれるもので埋められ、ここがどうしても劣化しやすくなるので注意が必要になります。シーリング点検を3~4年ごとに行い、触ると白い粉がつく(チョーキング)ようなら塗り替えが必要になってきます。

対して金属系はガルバリウムや鋼板、アルミニウムが主流になりこちらも豊富なデザインを選ぶことができます。比較的軽く作ることができるので、リフォーム時に重ね張りのサイディングとして使われることが多いようです。

金属系も窯業系と同じようにシーリング部分の劣化の点検が3~5年ごとに必要になってきます。また窯業系とは違い、サビや色があせてくる場合があるので、サビや色褪せが気になってくると張り替えの必要が出てきます。また15~20年で前面補修を検討する必要が出てきます。

タイル

粘土を主な原料とし、様々な鉱物を混ぜて成形し焼き上げたものになります。モルタルにじかに貼り付けたり下地のサイディングに貼り付けるやり方があります。割れやすく重たいという欠点がありましたが、近年になり軽く割れにくいタイルも出てきたようです。ツヤがあり見た目の重厚感からデザイン性が高く、耐久面でも優れたものがあります。

釉薬によって焼き付けられているので色褪せや色落ちの心配はありません。近年では汚れにくいタイプのものも出てきているので、タイル自体の問題は余りありません。ただし目地の割れやタイルがはがれてしまうことがあるので、日々のお手入れの中で目視することをおすすめします。15~20年を目安に前面点検もして見ましょう。

外壁リフォーム、余裕があるようなら

外壁をリフォームしようと考えると、どうしてもまとまった額が必要になってきますし、施工事態も大規模なものになってしまいます。家のメンテナンスというものは、長く快適に住むためには避けて通れないものなので、余裕があるようならまとめてやってしまうのも一つの手ですね。どのような方法があるのか、その理由などご紹介していきます。

屋根も一緒に

外壁リフォームを検討している場合、余裕があるようなら屋根のリフォームも一緒にしてしまいましょう。屋根に使われている瓦や化粧スレートは、外壁よりも耐久年数がいくらか長めですが10年も20年も違うわけではありません。

短いスパンでリフォームを繰り返すよりも、長い目で見れば金銭的にもお得になりますし、普段見ることのできない屋根というものは、思わぬところが痛んでいる場合があります。

足場を組むのが一度ですむ

外壁と屋根を一度に済まそうと考えると、金銭的にも高くなってしまうと考えますが、長い目で見るとお得な部分も出てくるんですよ。外壁のリフォームも屋根のリフォームも足場を組まなければいけませんが、この足場を組むことも費用の一つに入ります。外壁と屋根を一度に済ませることができれば足場を組む費用が1回分で済ませられます。

また住まいの外側のリフォームとなると大規模なものになるので、音やにおい、埃などご近所さんに対しての配慮も必要になってきます。短いスパンで繰り返すよりも一度で済ませることができれば、ご近所さんへの配慮も一度で済みますね。

日々のメンテナンスで住まいを長持ちさせる

どんなに耐久性がいいものや新しいものでも、日々のメンテナンスを怠ったり気にしないままで済ませていれば、劣化を早めてしまうことになります。すこしでも快適な住まいを長持ちさせるためにも、日々のメンテナンスでできることからしていきましょう。

DIYでできること

大規模なものではなくても日々の点検の中で見つけたモルタル壁の小さなひび割れ、サイディングのつなぎ目の劣化によるひび割れくらいなら、市販の充填材で修繕ができます。普段から自宅の外壁の素材を把握し、劣化しやすい部分などを点検しておくのも大切なことですね。

素材に気をつけて

市販の充填材にはシリコン、変性シリコン、ウレタンなど種類があります。住まいのちょっとした不備などを簡単に直せる優れものですが、外壁のひび割れなどを修繕する場合は種類に気をつけましょう。シリコンの充填材には塗料が乗りにくいという特性があります。

すぐにではなくとも外壁を塗装する可能性がある場合、シリコンの充填材を使って修繕した後があると、外壁塗装のときに追加料金が発生する場合があります。自分で市販の充填材を使い修繕する場合は、先のことも考えてシリコンの充填材を使うのはやめておきましょう。

太陽光発電のある屋根の外壁塗装はできるのか

太陽光発電設置後の外壁塗装は可能ですがかなりたかくつくそうです。
もしも外壁塗装を考えているのであれば設置前に済ませてしまいましょう。

太陽光パネルを設置することで、屋根面が紫外線の影響から保護されるので、塗膜の耐用年数は通常よりも長いです。
当方の見立てでは、
● 築15年未満であれば、事前の屋根塗装は不要。
● 築15年以上であれば事前に、屋根塗装するべき。
上記は甘く見立てており、本来なら10年以上塗装リフォームされていない屋根は現地調査のうえ判断するべきでしょう
参考サイト:【太陽光発電メリット・デメリット2017】設置は損か得か

外壁塗装のコツ・ポイント

外壁のリフォームに関して気になる価格帯や、外壁の特徴などをご紹介してきました。家族が健康で快適に住むためには避けて通れないリフォーム。必要なときが必ず来るので、しっかりと理解しておきたいですね。また日々のメンテナンスによっても住まいを快適に長持ちさせることもできますよ。